犬が喉に詰まらせやすい食材と予防法

犬が喉に詰まらせる食材 犬の飼い方

犬を飼うときに、重要なポイントが食材です。

食材によっては、犬が喉に詰まらせてしまうものもあるため、気を付けなければなりません。

喉に詰まらせてしまう可能性がある食材を与える場合には、適切な予防を行うことでリスクを回避できるようになるでしょう。

そこで今回は喉に詰まらせやすい食材と、その予防方法について紹介していきます。

肉や魚は骨が原因で詰まらせることがある

犬に与える食材の中で、喉に詰まらせてしまう可能性が高いものが、肉や魚です。

肉や魚は火を通すことで柔らかくなるため、調理を行ってから与える人も多いのではないでしょうか。

しかし、火を通すだけでは喉に詰まってしまうリスクは回避できない場合があります。

肉や魚に含まれている骨が取り除けていない可能性が考えられるからです。

人間であれば、肉や魚に含まれている骨を食事の際に取り除くという行動ができます。

犬の場合は骨だけを取り除いて食べるという器用な行動を行えないので、骨が喉に詰まってしまう状況に陥ります。

サイズが大きい場合にも、そのまま食べてしまうことが原因で喉に詰まらせる場合があるでしょう。

予防方法としては、肉や魚に含まれている骨を綺麗に取り除いてから与えるのがオススメです。

そうすることで骨まで食べてしまう状況がなくなるため、喉に詰まらせてしまうリスクが減ります。

サイズが大きい場合は、一口サイズに切ってあげるのも効果的です。

食べやすいサイズに切ってあげることで、噛まずに食べてしまった場合でも飲み込めるようになるでしょう。

おやつも喉に詰まらせる可能性がある

犬を飼っていれば、おやつを与えたいという方もいるでしょう。おやつも喉に詰まらせてしまう場合があるので、注意が必要です。特にナッツ類のおやつを与える場合には、飼い主の配慮が必要になります。

ペットショップに売られているナッツ類のおやつは、犬でも食べられるように作られています。

ナッツ類の粒を小さく作っているので、そのままでも食べられるのではないかと考えてしまうかもしれませんが、表面がツルツルになっているタイプは気を付けておくべきです。

表面がツルツルになっていることで、犬が噛み砕きにくい状況になっています。

噛み砕けないことで、そのまま飲み込んでしまい、喉に詰まらせる可能性があるでしょう。

このような状況にならないためには、ナッツを割ってあげるのが効果的です。

割ってあげることにより、噛み砕けなくても食べられるようになるでしょう。

割るときにも尖った形状にならないように配慮してあげると、より食べやすくなります。

尖った形状でなければ、口の中を傷つける心配もありません。

ドライタイプのドッグフードにも注意

ドッグフードの中にも喉に詰まらせるものがあります。

それがドライタイプのドッグフードです。

ドライタイプのドッグフードは、乾燥させていることで硬くなっています。

硬さによっては、犬が噛み砕きにくい場合があるでしょう。

特に歯が弱ってきている犬の場合は、硬い食べ物を噛み砕けないことが多く、そのまま飲み込んでしまうため、喉に詰まらせてしまいます。

普通に食べているように見えても、硬さが原因で食べにくく感じている可能性もあるので、犬の様子を観察しておくのがオススメです。

予防方法としては、ドライタイプのドッグフードを購入しないのが良いでしょう。

栄養のバランスを考えたときに、どうしてもドライタイプのドッグフードでなければならないという場合には、柔らかくして食べさせてあげるのも効果的です。

早食いの防止で予防しよう

どの食材にも共通する予防方法としては、早食いさせないのが効果的です。

犬の性質上、早食いしてしまうタイプが多い傾向にあります。

この早食いが、食材を喉に詰まらせてしまう状況を作り出している場合もあるでしょう。

早食いを予防するためには、食べ物を入れておく皿で対策を取るのがオススメです。

例えば深さのある皿を選んでみるのが良いでしょう。

深さのある皿で食べるには、しっかりと顔を皿に突っ込む必要があるため、慌てて食べるのが難しくなります。

鼻の長いタイプの犬を飼っている場合には、さらに高度な工夫が必要です。

そこで効果的なのが、皿の中に突起物が作られているタイプの商品でしょう。

突起物があることによって、皿に山と谷ができるので、早食いができない構造になっています。

まとめ。予防を行ってあげることで犬の安全が確保される

食材ごとに原因と対策を紹介してきましたが、どの食材でも重要なのは飼い主が対策を取ることです。

飼い主が少しだけ手を加えることによって、犬が食材を喉に詰まらせてしまうという状況が生まれにくくなります。

今回紹介した食材以外のものを与えるときにも、喉に詰まらせてしまう危険性がないかを配慮してあげるのがオススメです。