人は年齢を重ねると老化に伴い体に様々な不調が現れてきますが、犬も同じです。
塩分は控える、糖分を摂り過ぎない、カロリーを制限するなど人間が体調に合わせて食事内容を変えていくように、犬も年齢に合ったフードを選ぶ必要があるのです。
若いころ食べていて気に入っていたドッグフードも年を取ると食べにくくなったり、老齢期に必要な栄養素が十分に摂れないこともあります。
そこで、特に老齢期の犬にぜひ食べさせたいドッグフードを5つご紹介します。
目次
チキンとサーモンが7割!おいしく食べて大切なタンパク質をたっぷり摂れる「ピッコロ」
老犬用のフードに求められるのは低カロリー・低脂質でありながら必要な栄養素はしっかり摂れること。
ですがおいしくなければワンちゃんは喜んで食べてはくれません。そんな飼い主さんの悩みをパーフェクトに解決したドッグフードが「ピッコロ」です。
「ピッコロ」はその70パーセントをワンちゃんの大好きなチキンとサーモンで占めているので、おいしく食べながら良質なタンパク質をたっぷり摂れます。
年齢を重ねたワンちゃんの健康をキープするのにタンパク質は欠かせません。
また、運動不足からお通じが不安定になりがちな老犬のために、食物繊維をたっぷり含んだリンゴも配合しています。
さらに関節の滑らかさを維持するのに大切なグルコサミンや、体に優しいエネルギー源となる炭水化物を多く含むサツマイモも使用、老犬に必要な栄養素を幅広くバランスよく配合しているのが特徴です。
添加物不使用なのでワンちゃんの体に優しいのもうれしい点といえるでしょう。
愛情たっぷり手作り風味の「モグワン」はシンプルだからアレンジも自由自在
「食いつきの良さ」を第一に考えて開発されたドッグフードが「モグワン」です。
お家で手作りした愛情いっぱい・栄養満点のフードをイメージし、人の口に入るのと同じ品質の肉・野菜・魚を使用、さらに野菜やフルーツも加えてバランスよく仕上げました。
ごくシンプルなフードなので、トッピングを変えてアレンジも自由自在に楽しめます。
特別な日やいい子にしていたご褒美に贅沢なトッピングをすれば、食事にも変化が出てワンちゃんも飽きることなく楽しめるでしょう。
老齢期のワンちゃんの健康を守るため、動物性タンパク質は50パーセントと高含有。
消化しにくい穀物は使用せず、着色料や香料も不使用と体への優しさも考えられています。
老犬用ドッグフードのスタンダードとして常備しておきたい一品です。
栄養学のプロが作ったこだわりのフード・若々しさに働く成分も入った「Drケアワン」
「Drケアワン」は、犬の栄養に詳しい動物栄養学博士の監修で作られた国産・無添加のドッグフードです。
専門家が関わっているだけあって、高齢のワンちゃんに起こりがちなトラブルを防ぐための細やかな配慮がなされているのが特徴です。
まず、口臭や便秘、毛並みの悪さといった症状はドッグフードに含まれる添加物が原因になっていることも多いので、あらゆる添加物を不使用としています。
また、老齢期には消化機能が衰えがちなことに配慮し、消化・吸収が良く腸内環境を改善する玄米や大麦を使用しています。
それに加え免疫力を高める抗酸化成分を含んだ紫芋、足腰を守るグルコサミン、高品質のタンパク質が摂れる九州産の新鮮若鳥肉など、選び抜かれた素材を贅沢に使用したアンチエイジングフードです。
まるで生肉のようなみずみずしさ!やわらかく食べやすく老犬にぴったりの「ブッチ」
元々肉食である犬は多くのタンパク質を必要とします。ですが年を取ってくると食が細くなり、飼い主さんにとっても心配の種です。
そんな老齢期のワンちゃんでもおいしく楽々食べられるのが、チルドタイプのミートフード「ブッチ」です。
「ブッチ」の最大の特徴は、栄養価と水分量が限りなく生肉に近いこと。
ドライフードに比べ約7倍もの水分を含んでいるため食感も生肉そのものでやわらかく、歯の弱った老犬でも楽に食べられます。
動物性タンパク質は最大92パーセントも含まれており、さらに野菜や海藻も加えることでビタミン・ミネラルもしっかり摂れます。原料はすべて環境規制の厳しいニュージーランド産を使用しているので安心です。
人間も食べられるほどのハイグレードなドッグフード「犬心」は老犬の健康リスクを積極的に防ぐ
犬も高齢になると人間と同じく糖尿病や高脂血症など様々な健康リスクが発生します。
犬の場合これらはすべて共通の原因から発生するため、複数のリスクを同時に抱えてしまうこともあります。
そのすべてをケアするため、人も口にできるレベルの療法食として開発されたのが「犬心糖&脂コントロール」です。
低糖質で食物繊維を豊富に含み、脂肪は単に量を少なくするだけでなく「オメガ3・6脂肪酸」を中心に配合するなど質にも徹底的にこだわっています。
低カロリーでありながら高タンパクかつビタミン・ミネラルなども豊富に含み、栄養バランスは満点です。
さらにβグルカンを配合することで腸内環境を整え免疫力をアップするなど、非常に高機能なドッグフードとなっています。
高タンパク・低カロリーを原則に老犬の状態にあったフードを選ぶ
愛犬にはできるだけ長く元気でいてほしい、というのが飼い主さんの願いでしょう。ここにご紹介したフードは、そうした願いに応えるために開発されたものばかりです。
老齢期の犬は活動量が低下するため必要な摂取カロリーは減りますが、筋力維持のために良質なタンパク質の摂取は欠かせません。
従って「高タンパク・低カロリー」というのが老犬用フードの大原則となります。
5つのドッグフードはすべてこの条件をクリアしていますが、その他の点ではそれぞれに特徴があります。
食の細い犬や歯の悪い犬でも食べやすいドッグフード、病気予防を積極的に考え必要な成分を配合したドッグフード、人間顔負けのアンチエイジングを意識したドッグフードなどです。
日頃から愛犬の様子をよく観察し、ベストなドッグフードを選ぶようにしましょう。