老犬ホームとは、飼い主が高齢や病気、転居などによって飼い続けることが出来なくなった場合に、犬を預けることができる施設のことです。
そこでは、飼い主の代わりとなって、終生にわたり犬の世話をしていきます。
2013年に施行された「改正動物愛護管理法」では、ペットを終生飼養することが定められました。
よって、飼い始めたペットに関しては、ずっと責任を持って育てる必要があるのです。
しかし、育て続けることが困難と感じる場合もあります。
犬を飼っている飼い主も同時に年老いていくので、場合によっては世話を続けることができません。
飼い主が病気で入院してしまった、体調不良で十分な散歩ができないこともあります。
そのような時に預ける施設として、老犬ホームは今後も需要があるのです。
老犬介護は、いつか必ず起きるもの
犬が老いていくと、人間と同じように介護が必要になってきます。
例えば、排泄が不自由になると漏らさないようにオムツの装着などが必要です。
食べることが難しい場合は、食べやすい形態に調理し、飼い主がスプーンで食べさせます。
老化と共に脚力が減ってしまうと、散歩に行きたがらなくなり、肥満や老いが進んでしまうのです。
さらに、痴呆が進み、夜泣きや徘徊をすることがあります。
これは、夜に多く見られる現象のため、飼い主にとっては負担が大きくなってしまうのです。
このように、老いていない犬とは違う世話が必要になってきます。
老犬介護は、いつか必ず起きるものです。
その時に、飼い主が十分な世話が出来ないと感じたら、老犬ホームは選択肢の一つになるでしょう。
老犬ホームに預けることのメリット・デメリット
老犬ホームのメリット・デメリットは、それぞれの考え方や都合で異なります。
しかし、共通するメリットでは、24時間体制で専門のスタッフからの世話を受けられることです。
専門の老犬ホームには、犬が快適に過ごせるように、専門のスタッフが常駐しています。
よって、急変した時などにもすぐに獣医師に診てもらうことができるのです。
具合が悪くなってしまっても、常に獣医師や動物看護士に診てもらうことができるので、犬も余生を落ち着いて過ごすことができます。
飼い主も、いつ具合が悪くなるかわからない状況だと心配ですが、老犬ホームなら安心して預かってもらうことができるのです。
また、飼い主に掛かってくる世話や介護の負担を減らすことができるのもメリットになります。
これは、犬の介護をしていたことで、腰を痛めてしまった、常に忙しくなってしまうからです。
また、飼い主も高齢の場合は負担が大きく、それを解消できるだけでも安心できます。
飼い主にとって、長年連れ添った犬が安心で快適な余生を過ごせることは重要です。
しっかりと世話ができないと感じた場合は、老犬ホームに預けることで、精神的にも楽になるのかもしれません。
料金は、平均して1年間に100万円程度
デメリットでは、費用が掛かること、愛犬に簡単に会えなくなることが挙げられます。
老犬ホームでは、施設によって料金は異なりますが、平均して1年間に100万円程度です。
飼い続けていても、食事や衛生用品などの費用が掛かりますが、預ける方が高い金額になってしまいます。
そのため、十分な貯蓄や収入源が必要になるのです。
また、老犬ホームは、全国各地にありますが、自宅付近にあるとは限りません。
多くは、自宅から遠い場所になってしまうので、頻繁に会うことが出来ないのです。
老犬ホームを選ぶポイント
老犬ホームに預けるためには、問い合わせをして対象の犬に入るか確認をします。
見学を行い、料金やサービス内容を確認することも大切です。
施設によってサービス内容も変わってくるので、よく説明を聞くと共に、評判を知ることも重要になってきます。
ワクチンの接種状況などを記載した申請書類を提出し、犬を預ければ手続きは完了です。
施設によっては、10歳以上などの年齢制限を設けているところ、年齢に関係なく介護が必要なら対象など異なってきます。
また、個室を完備している、犬の様子を頻繁に伝えてくれるなどサービス内容も様々です。
よって、しっかりと見学をして事前に評判などを調べることは重要と言えるでしょう。
飼い犬の世話を終生にわたりお願いするので、預けてよかったと思えるところを探すことが、大切なのです。