犬は本来群れで暮らす動物なので、孤独は好みません。
特に子犬は独りぼっちにされると寂しくて悲しい声で鳴くことも多くあります。
飼い主に置いてけぼりにされた寂しさや不安、怒りで、クッションや壁紙など家の物を破壊することもあります。
しかし飼い主が外出しないわけにはいかないので、安全に留守番できるようしていくことが必要です。
飼い主が安心して外出できるように、また犬が寂しくならないように、おもちゃを利用することは効果的な方法です。
ここでは飼い主に人気の留守番おもちゃTop5の紹介と、おもちゃの馴染ませ方と選び方を説明します。
目次
犬の留守番におすすめのおもちゃ人気No1「Kong(コング)」
Kong(コング)は天然ゴム使用のおもちゃで、SMLの3サイズの他にパピーとシニア用があり、全ての年代の犬に合わせて与えることができます。
菓子パンのコロネのような形をしていて、中に犬の好きなフードが入れられます。
丸い形ではないので転がり方が不規則なことと、中のフードの臭いで、犬の興味を引き付けるので、噛んだり舐めたりして、いつまでも夢中になって遊んでいます。
特にパピー用は2カ月から9カ月の子犬が噛みやすい柔らかさで乳歯に優しく、歯や顎も鍛えられることから多くの飼い主に支持されています。
また中に塗ることが出来るチキンやチーズ、ヨーグルト風味のコング専用のペーストも販売されています。
犬の留守番におすすめのおもちゃ人気No2「Kong(トラックス)」
こちらは先ほど紹介したコングと同じ会社の製品で、SとLの2種類があり、小型犬から大型犬まで全て犬種に適しています。
天然ゴム製でタイヤの形をしており、内側に様々なフードを入れることができます。
フードはドライフードの他にセミモイストフードなども入れることが出来ます。
外からフードが見えますが、取り出すのが難しく、なかなか食べられないので夢中になって齧り続けます。
とても丈夫に出来ているので、噛む力の強い大型犬でも、直ぐに壊される心配はありません。
固めの物を噛むのが大好きな犬に最適です。転がしたり噛んだりすることで、犬のストレスの解消にも役立ちます。
犬の留守番におすすめのおもちゃ人気No3「Benebone(ベネボーン)」
こちらは硬質ナイロン製の噛むおもちゃです。色も形も骨に似せてあり、犬が噛みやすく出来ています。
体重13.6Kgまでの小型犬用とそれ以上の中大型犬用の2種類があります。
チキンやベーコン、ピーナツなどの風味があり、中でもチキン風味が売れています。
股状になっていて前足で押さえて噛むのに丁度良い形をしています。
またこの形状は誤飲するのを防ぐ役割もあります。非常に丈夫で固いので成犬に適しています。
素材の硬質ナイロンは齧っているうちに削り屑が出て、犬が飲み込んでしまうことがありますが、健康上の害はありません。
しかし割れてひびが入ったり、折れたりした場合は、すぐに破棄して新しいものを与えましょう。
折れたり割れたりして、先が尖った部分が出ると口や体を傷つける可能性があるからです。
犬の留守番におすすめのおもちゃ人気No4「ドギーマン毎日ハミガキコットンループ」
ドギーマンが発売しているコットン制の縄です。サイズはminiとS,SSの3サイズがあります。
シンプルな縄なのですが、柔らかい物を噛むのが大好きな犬には適しているようです。
中にフードを入れるタイプのものもありますが、普通の縄タイプの方が売れています。
自然素材のコットンでできているので飲み込んでも無害で、硬さも、柔らかすぎず硬すぎず、子犬にも最適です。
噛むことで歯垢も取れるので一石二鳥です。また低価格なことも人気の理由のようです。
注意点は、噛むうちにほどけてしまい、遊んでいるうちに絡まってしまうことです。その場合はすぐに新品と交換しましょう。
犬の留守番におすすめのおもちゃ人気No5「AIDIAペットの知能を扱うボール」
こちらは天然ゴムでできた直径8cmのボールです。周りには犬の肉球の模様があり。
穴が1つ開いていて中にフードが入れられます。転がせば直ぐにフードにありつけそうですが、ボールの中に仕切りがいくつかあり、簡単に出てこない仕組みになっています。
犬は、フードの臭いと音がするのに中々出てこないので、無気になって転がしたり噛んだりして、いつまでも遊んでいます。
中のフードを食べ尽くしても、ボール好きな犬は遊んでいるので、留守番の時間は過ごせます。中に入れるフードは、小さめのドライフードが適しています。
愛犬に、留守番おもちゃを馴染ませる方法
前述したように犬は孤独を嫌います。犬にとっては留守番は本来やりたくないことです。
飼い主は、そのことを理解して留守番おもちゃを利用した躾を行いましょう。
最初は飼い主が居るところで、おもちゃを使って遊ばせます。人気のおもちゃは犬が夢中になるように出来ているのでこれは簡単です。
集中して遊びだしたら、人が他の部屋に移動したり、外に出るなどして部屋に残します。
犬が単独になる時間を少しずつ長くしていくことで、留守番に慣れていきます。留守番中に良い子にしていたら、しっかり褒めることも大切です。
犬の留守番おもちゃの選び方
おもちゃの選び方は犬によって変わってきます。犬が安全に遊べることを第一に考えて選びましょう。特に噛む力が強い動物なので、破損して、誤飲や怪我などをしないことを優先しましょう。
選び方の基準の1つは年齢と大きさです。
子犬や老犬は、硬い物を噛んで歯が欠けたり、歯茎を傷つけたりしないように、比較的柔らかめのおもちゃを与えましょう。
大型犬に小さなおもちゃを与えてしまうと飲み込んでしまうこともあるので、大きさも犬の口に合ったものを選びましょう。
次におもちゃの素材です。出来るだけ壊れにくい物や、たとえ誤飲しても安全な素材で出来たものを選びましょう。
天然ゴムは舐めても安全で、硬質ナイロンは飲み込んでも無害です。
また装飾がついておらず、造りがシンプルな方が壊れる心配も少なくなります。
ぬいぐるみやクッションは犬が好んで遊ぶことがありますが、外の生地や中の綿を飲み込んでしまうと体に良くないので留守番には向きません。
おもちゃは一旦与えて気に入ればしばらく飽きずに遊んでいますが、定期的に破損していないかチェックすることも重要です。いくら気に入っていても壊れている時は交換しましょう。
まとめ。愛犬に適したおもちゃを選び、しっかり留守番が出来たら褒めてあげよう
愛犬に適したおもちゃを選んで、留守番出来るようにしましょう。
おもちゃは1種類ではなく数種類用意して、飽きさせないことも必要です。
おもちゃ以外に水など必要な物を用意することや、壊されたくない物は別の部屋に移動しておくことも大切です。
もしも物を壊してしまっても、それは寂しさを紛らわす為なので、必要以上に叱らないで下さい。
本来やりたくない留守番を、愛犬がしっかり出来た時は、思いっ切り褒めて、ご褒美をあげましょう。