犬がうんちを食べるのは病気?食糞の4つの原因と効果的な対策

犬の食糞 犬の飼い方

飼い犬がうんちを食べる姿を見てショックを受けたことがある方は多いかもしれません。

犬がうんちを食べるには理由があり、大きく分けて食事が原因である場合、病気が原因である場合、飼い主との関係が原因である場合と育った環境が原因である場合の4つがあります。

今回、これらの原因について詳しく説明し、それぞれの対策法についても紹介しますので、飼い犬がうんちを食べて困っているという方はぜひ参考にしてみてください。

犬の食糞の原因①「食事が原因でうんちを食べる」

食事が原因で犬がうんちを食べる場合、ドッグフードの味に飽きたか、食事の量に問題があるか、ビタミン不足になっているなどの理由が挙げられます。

まず初めに、いつも食べているドッグフードの味に飽きてしまうと、新しい味がするものを食べたくなってついうんちに手を出すことがあります。

この場合はドッグフードの種類を変えてみることで簡単にうんちを食べる行動は収まります。

次に食事の量に問題がある場合に犬がうんちを食べてしまうことがあります。

食事の量が少なすぎると犬は他に食べるものを求めて自分のうんちまで食べてしまいます。

この場合は食事の量を増やせばよいのですが、太り気味の犬には食事の量を増やすのではなく満腹感を得やすいメニューに変えることが大切です。

そして、ビタミン不足などの栄養不足になっている時も犬はうんちを食べてしまいます。

この場合、ビタミンが豊富に含まれているドッグフードやサプリメントを与えることも効果的です。

犬の食糞の原因②「病気が原因でうんちを食べる」

犬がうんちを食べる原因に消化器官の病気や認知症、寄生虫に感染していることが挙げられます。

まず初めに、消化器官系の病気になった場合、犬は消化不良を起こして食事から栄養を消化吸収することが困難になります。

そして、必要な栄養素を補うためにうんちを食べてしまうのです。

この場合、動物病院で消化器官を診察してもらい適切な治療を受けましょう。

次に、認知症になると犬は何もわからずうんちを食べてしまうことがあります。認知症の場合、しつけでうんちを食べないようにすることは難しいので、犬が食べてしまう前に早く片付けてしまうことです。

そして、寄生虫に感染した場合も犬はうんちを食べることがあります。

というのも、犬の身体の中に入った栄養素を寄生虫が奪ってしまうため、犬はうんちを食べて足りない栄養を補おうとするからです。

この場合、動物病院で寄生虫駆除薬を投与してもらいましょう。

犬の食糞の原因③「育った環境が原因でうんちを食べる」

育った環境が原因で犬がうんちを食べる場合、母親の真似をしていたり、子犬の頃の環境が理由である場合があります。

まず初めに、子犬の頃に狭いケージの中で飼われていた場合、他に遊ぶものがなく退屈しのぎや遊びでうんちを食べてしまうことがあります。

この習慣を放っておくと、うんちを食べることが常習化してしまうので、早めにやめさせましょう。

例えば、うんちを食べそうになったら、おもちゃを与えたりおやつをあげることで意識を他のことに向けます。

その間にうんちを片付けておきましょう。

次に、母犬がうんちを食べていた場合、その姿を真似して食べることがあります。

この場合も、うんち以外のことに興味を持つようにおもちゃやおやつなどを与えることがポイントです。

犬の食糞の原因④「飼い主との関係が原因でうんちを食べる」

飼い主との関係が原因でうんちを食べてしまう場合、かまってほしかったり、叱られたくなかったりとストレスからきていることがほとんどです。

まず初めに、うんちを食べた時に飼い主が怒ったり騒いだりしてしまうと、犬は自分に興味を持ってくれたと勘違いしてさらにうんちを食べるという行動にでます。

ですので、飼い主は犬がうんちを食べたとしても無関心を装い、大騒ぎしてはいけません。

それよりも普段から犬のことをかまってあげることが大切です。

次に、飼い主に叱られたくなくてうんちを食べてしまうことがあります。

うんちを食べて怒られると、犬は勘違いをして排便した時も怒られるのだと思います。

排便は悪いことだと認識してしまい、飼い主に排便を知られないよう自分でうんちを食べて片付けようとするのです。

この時大切なのは、うんちをしたことを褒めてあげることです。

うんちをするごとに褒めれば、犬もうんちを食べるという行動を自然にやめるようになるでしょう。

そして、犬はストレスを感じるとうんちを食べることがあります。

犬がストレスを感じるのは、運動不足と飼い主からの愛情不足を感じる時ですから、散歩の時間を長くしたり、犬との時間を大切にしたりと少しでもストレスをなくすように努めてあげましょう。

まとめ。うんちを食べる原因をしっかり把握することが大切

犬がうんちを食べる原因には食事、飼い主との関係、病気や飼育環境などがあり、なかなか原因を特定するのは難しいかもしれません。

特に原因が病気である場合は早めに動物病院で治療を受けることが大切ですので、飼い犬の様子をしっかりチェックすることが大切です。

その他が原因である場合も放っておくと病気につながる可能性がありますので、犬がうんちを食べているのを見たら、まずは考えられる理由を挙げて対策を練っていきましょう。