愛犬の老化、老犬の介護、愛犬を看取る、そういった言葉を犬を飼い始める際に頭に浮かべる人は少ないでしょう。
目の前で元気にじゃれている仔犬が、老いている姿を想像することはなく、また考えたくないでしょう。
しかし、犬は確実に人間よりも早く老い、早く死ぬことになります。
現実から目を背けてはいけません。
具体的な「別れ」というを考えることはもちろんなのですが、最近ではそこに至る過程で現れる「愛犬の老い」とどう付き合っていくか、という課題が現実問題として突きつけられます。
人間だけではなく動物の世界でも医学、栄養学などの進歩に伴い、ペットの寿命は確実に伸びています。
それに伴って一昔では考えられなかったペットの生活習慣病、内臓疾患などの症状や筋力の低下、足腰の衰え、歯の抜け落ちなど、老化に伴う問題が、飼い主さんを悩ませています。
そのような悩みを解決するには、飼い主さんの正しい知識と工夫が必要です。
高齢犬となった愛犬が、快適に暮らせるような生活環境を整え、健康に良いドッグフード、食事を与え、時には、病気、介護に悩むこともあるかもしれませんが、積極的に老犬と向き合っていきましょう。
目次
- 老犬の夜泣き、徘徊などのボケ症状との上手な付き合い方
- 老犬の排泄のトイレ問題。オムツを履かせるべきなの?
- 老犬が喜ぶ食事と絶対に食べさせてはいけい食材の注意点
- 老犬におすすめのドッグフードは?評判と正しい選び方
- 老犬でもペット保険に入れる?加入するメリットを解説
- 白内障になった老犬の介護で注意することは?
- 老犬をお風呂に入れる際の注意点、負担をかけずに清潔に!
- 愛する老犬をより長生きさせる7つの秘訣
- 老犬のお留守番対策、どんなことに注意するべき?
- 老犬のトリミングには注意が必要!ストレスになるって本当?
- 老犬との楽しいドライブ!車に乗せるコツと注意点
- 老犬への流動食の与え方と注意すべき点は?
- 老犬をドッグランに連れていく際の注意点
- 老犬ホームは、どこをポイントに選べはいいの?選び方を解説
老犬の夜泣き、徘徊などのボケ症状との上手な付き合い方
老犬になると、「トイレを失敗する」、「夜泣きをする」、「徘徊する」、「攻撃的になる」などのボケ認知症の症状が発生します。
認知症と診断されてしまった場合の付き合い方としては、スキンシップを大切することです。
体を触ってあげたり話しかけてあげることで脳への刺激を与えることが大事です。
老犬の排泄のトイレ問題。オムツを履かせるべきなの?
老犬になると、足腰が弱くなって、自力で歩くことも立ち上がることもできない子や、呆けが始まってトイレの場所を忘れてしまった子、または排泄している意識もないほどに呆けてしまう子がいます。
そんな老犬のトイレ問題に悩む場合は、老犬用オムツを利用することをおすすめします。
老犬が喜ぶ食事と絶対に食べさせてはいけい食材の注意点
犬が長生きできるようにするには、病気の予防が大切です。
そして、毎日の食事は老犬の健康管理をしていくうえで、とても大きなポイントです。
歳をとった老犬には、その体に適した食事が必要です。
また、命に関わる絶対に食べさせていけない食材があるので飼い主さんは注意が必要です。
老犬におすすめのドッグフードは?評判と正しい選び方
人は年齢を重ねると老化に伴い体に様々な不調が現れてきますが、犬も同じです。
塩分は控える、糖分を摂り過ぎない、カロリーを制限するなど人間が体調に合わせて食事内容を変えていくように、犬も年齢に合ったフードを選ぶ必要があるのです。
若いころ食べていて気に入っていたドッグフードも年を取ると食べにくくなったり、老齢期に必要な栄養素が十分に摂れないこともあります。
そこで、特に老齢期の犬にぜひ食べさせたいドッグフードを5つご紹介します。
老犬でもペット保険に入れる?加入するメリットを解説
犬用のペット保険には、さまざまな種類があります。
年老いた愛犬を長生きさせたいと思い、ペット保険への加入を検討しようとしている人もいるのではないでしょうか。
その際、そもそも老犬が加入できるペット保険があるのか不安に思うかもしれません。
それに保険加入するメリット・デメリットがよく分からない場合もあるでしょう。
そこで今回は、老犬の保険加入について解説し、メリット・デメリットなども紹介します。
白内障になった老犬の介護で注意することは?
犬の目は、耳の次に衰えやすい器官だと言われています。
あまり視覚には頼っていないと言われている犬でも、やはり目が見えなくなるといろいろな支障が出てきます。
どんな犬も例外ではありません。苦楽を共にしてきた大切な愛犬です。
目が見えなくなるとどのような行動を取るのか、飼い主としてどのようなことに気を付ければいいのか、予め知っておくことが必要です。
老犬をお風呂に入れる際の注意点、負担をかけずに清潔に!
体の清潔さを保つことは健康の基本。
それは若い犬であってもシニア期に入った犬でも変わりません。
しかし若い時と同じようにお風呂に入れるのは避けましょう。老犬にとってお風呂は結構な負担になるのです。
愛する老犬をより長生きさせる7つの秘訣
愛犬は飼い主よりも早いペースで歳を取り、気づけば老犬になってしまいます。
大切な愛犬と長く過ごせるように飼い主ができることは、愛犬の健康管理でしょう。老犬をより長生きさせるために知ってほしい7つのポイントがあります。
以下のことを実践し、互いに楽しみながら日々を過ごして行きましょう。
老犬のお留守番対策、どんなことに注意するべき?
犬をお留守番させる時は、幾つかの注意が必要になります。
年を取っている老犬の場合は、特に気を付けてあげたいことが増えてくるでしょう。
例えばどういった点に気を配っておきたいのか、具体的にご紹介していきます。
老犬のトリミングには注意が必要!ストレスになるって本当?
長年一緒に過ごしてきたワンちゃん、歳をとってもキレイにしてあげたいと思うでしょう。
しかし老犬のトリミングには注意が必要なのです。
しっかりと気を付けるべきことを知って、ワンちゃんにとって負担のないトリミングをすることが大切になります。
老犬との楽しいドライブ!車に乗せるコツと注意点
大きなエンジン音が響き、移動中に揺れる車に対して苦手意識を抱いている犬が非常に多いです。
老犬と旅行がしたい、遠くまでドライブしたいと考えている場合は日頃から車に慣れさせておくと老犬の負担を軽減できます。
老犬への流動食の与え方と注意すべき点は?
愛犬が年を取り、歯が抜けたり噛む力が弱くなってきたと感じたら、食事をそれまでのペットフードから流動食に切り替えてあげましょう。
犬の流動食とは病気の際に食べさせるものではなく、老犬でも食べやすく消化吸収のよいフードのことを言います。
老犬は体力・免疫力が落ちているため、若い時よりもカロリーと栄養素を摂ることが大切になってきます。
特にビタミンとタンパク質は健康で長生きするために重要な栄養素です。
よって、流動食はこれらの要素を満たし、かつ愛犬がしっかりと食べてくれる与え方を選ぶ必要があります。
老犬をドッグランに連れていく際の注意点
年齢を重ねると、犬は自分からなかなか体を動かそうとしにくくなるものです。
昔のように元気に遊んでほしいと、ドッグランに連れていくことを考えている方も多いでしょう。
適度な運動をさせることは健康にプラスの影響を与えることもあるので、無理のない範囲で楽しめるようにしてあげたいところです。
老犬ホームは、どこをポイントに選べはいいの?選び方を解説
飼い犬の平均寿命が年々のびています。
その理由としては、ペットフードの品質向上による栄養失調の減少、ワクチンや駆虫薬の普及による感染症の減少、室内で飼育する飼い主が増えたことによる交通事故の減少などがあります。
この結果、飼い犬が高齢化する割合が高くなり、人間と同様に介護が必要になる場合も多くなりました。
これまでしつけて来たこと、たとえば決められた場所で排泄が出来なくなる、自分で食事が出来なくなる、歩くのに誰かの補助が必要になる、寝たきりになって床ずれが出来る等、高齢化した飼い犬に見られる症状に対して、飼い主が全て対応出来れば良いのですが、飼い主自身も高齢になっていたり、仕事で忙しくそこまで時間を割くことが出来ないというのが現実です。
そうした何らかの事情で老犬の世話が出来ない飼い主から、飼い犬を預かって介護する施設が老犬ホームです。
止むを得ず大切な飼い犬を老犬ホームに預けることになった場合は、人間の介護施設を選ぶ時と同様に慎重に選びましょう。
選ぶ上で幾つかのポイントがあります。