子犬の噛み癖をしつけ直す効果的な方法

子犬の噛み癖 子犬

子犬が噛むというのはある意味当然のことではありますが、何でもかんでも噛んでしまったり大人になっても噛み癖がそのままとなると少々問題になります。

子犬の噛み癖がどうして問題なのか、子犬の噛み癖をしつけ直すにはどうしたら良いのかまで詳しく紹介していきますので、お悩みの方やこれから子犬を飼うという方は参考にしてください。

子犬の噛み癖は危険なのか

犬にとって噛むということは様々な意味を持っています。

代表的なものとしては、歯牙脱換期で乳歯が抜け落ちて永久歯に生え替わる時です。

人間でもそうですが、この時期はむず痒さを感じやすいため、それを解消するために噛みたがるのです。

それ以外に愛情表現やかまって欲しいという気持ちから噛むこともあります。

子犬の時は噛まれても大した痛みもなく、むしろ可愛いと思ってそのままにしてしまうこともありますが、成犬になってもそのままだと犬自身は甘噛のつもりでも人や物を傷つけてしまう可能性が出てきますし、大型犬などの場合であれば数針を縫うような咬傷事故の危険性もあります。

それらを予防するためにも、子犬の段階から噛み癖はしっかりとしつけし直しておく必要があるのです。

子犬に噛んで良いものを与える

歯牙脱換期などはどうしても噛みたい気持ちが犬にとっては大きく、噛むことを制限してしまうとそれ自体がストレスとなり、様々なトラブルを引き起こす原因になりかねません。

悪い噛み癖というのは人や噛んでほしくないものを噛んでしまうことですから、噛んでも良いものを与えてあげることは一つの解決法になります。

具体的には噛んで遊ぶタイプのおもちゃなどです。

この際、必ず犬用のおもちゃを与えるようにしましょう。スリッパなどの日用品を使ってしまうと、その後に噛み癖のしつけをしようとしても日用品を噛んで良いものとして認識してしまっている可能性が高まります。

そのため、必ず専用のものを使用するようにしましょう。

おもちゃについてですが、子犬の場合は歯がまだ脆いのでプラスチックや木、ローハイドなどの硬いものは避けましょう。

安全性の高い天然ゴムを使用したボールなどは適度な噛みごたえと丈夫さを併せ持っているので最適です。

子犬のしつけは親や兄妹の代わりになるということ

噛み癖のしつけにおいて、一番重要なことは噛んではいけないものを教えるということですが、この時に大切なのが子犬の親や兄妹の代わりになるということです。

可愛い子犬に厳しいしつけを行うのは可哀想と感じる場面もあるかもしれませんが、親の気持ちで子犬のためにも心を鬼にして行いましょう。

具体的な方法ですが、噛んではいけないものを噛んだ時に子犬をひっくり返します。

この時に低い唸り声をあげて、目を見ながらそれはいけないことだと教えましょう。

これは親犬もしていることなので非常に効果的です。

次につねるという方法もあります。

痛そうですが、兄弟犬がしているしつけ方法がこのつねるという方法です。

キャンというぐらいの強さでつねることで、それはいけないことだと教えます。

もちろん、我慢できたときにはしっかり褒めてあげましょう。

子犬のしつけは、叱ると褒めるを繰り返すことが大切

子犬は一度で全てを覚えることは出来ません。

しかし、繰り返すことでしっかり覚えていくため、しつけをしている期間は身につくまで根気よく繰り返していく必要があります。

噛んでしまった時にひっくりかえしたり、つねって子犬が噛むことを止めたら、その時は高い声で大げさなくらい声をかけてあげましょう。

この時なでてあげても良いですが、軽くに留めておかないと犬が興奮しすぎて効果が薄れます。

この褒めてあげるという行為はご褒美の意味合いがありますので、オヤツやおもちゃなどを与えてあげるということでも構いません。

ただし、オヤツをあげる場合にはご褒美ですから犬が美味しいと思うオヤツであるということが大切ですが、犬が満腹にならないよう少量にすることや低カロリーのものにするということは忘れないようにしましょう。

叱ると褒めるの繰り返しは、犬にとって愛情を感じてもらう上で非常に重要です。

ただ単に怒っているのではなく、大好きという気持ちがあることを褒めることで伝えることになりますから、信頼関係を作ることにも繋がります。

まとめ。子犬の噛み癖は根気よく

子犬の噛み癖はそのままにしておくと、様々なトラブルや咬傷事故の原因になってしまいますから、しっかりとしつけし直さなければなりません。

噛み癖のしつけは叱ることと褒めることを根気よく繰り返すことが重要です。

その日の気分で対応を変えてしまうと噛み癖がさらに悪化することもあるため、最後まで続けることを心がけましょう。