老犬も人間と同じ。行動の変化をチェックしよう。

老犬の行動変化

犬も人間と同じように老化がやってきます。

しかし、犬の寿命は人間の寿命よりも短い分、老化も早くやってくるのです。

特にシニア期と言われている老化の一歩手前から老化のサインが見られるようになりますが、ついつい見落としてしまいがちです。

老化のサインは人間と似ている

老化のサインは人間と似ているところがいくつかあります。

まず気が付きやすいのが、反応が鈍くなることです。

犬の性格にもよりますが、普段反応する状況(名前を呼ぶ、来客やトラック、強い雨風や雷など)に対して、反応を示さなくなったりワンテンポ遅れて反応したりします。

中には耳が遠くなっていることが原因の場合もあります。

反応が鈍くなることと同じくらい気づきやすいのが、睡眠時間です。

普段は人間とほぼ同じサイクルで生活していたのに、気が付くと朝起きてこなかったり、夜寝るのが早くなったりしていませんか?年を取ると体力の回復が遅くなるので、相対的に睡眠時間も長くなるのです。

よく物にぶつかるようになることもあります。

これは視力が低下していたり、嗅覚が老化で前ほど効かなくなることが原因です。

気が付いたら、角にスポンジやタオルを何枚か掛けておくことで怪我を未然に防ぐことができます。

幼いころからトイレの訓練をしていても、老化でトイレの位置が曖昧になったり、我慢できず失敗してしまうことがあります。

また膀胱炎や感染症の疑いもあるので、失敗が続くようなら病院で診てもらうといいでしょう。

犬は人間と違ってある程度の痛みなら表情を変えません。外傷なら目視で気づくことができますが、内部の病気は表に出てくるまでわかりません。

気づくことが大事

飼っている老犬の睡眠時間が短くなったと感じたことはないですか?

視力や聴力の衰えにより、不安になって起きてしまうこともありますが、病気で体が痛くて目が覚めてしまうことがあります。

人間は普通に生活していたら夜中は寝ているので、気づきにくくなってしまいがちです。

愛犬が寝ている部屋や小屋にビデオカメラを一晩設置すれば気付きやすいです。

早く病気に気づくことは長く一緒に居られる時間を延ばすということです。

老化で一番厄介なのが認知症

犬の老化で一番厄介なのが認知症です。

人間と同じように今までできていたことができなくなったり、飼い主が呼んでも違う方向へとぼとぼ歩いていくなどの行動が見られます。

認知症になると、今までのように何事もなく生活するのは厳しいでしょう。

まず昼夜逆転してしまうことがあります。

認知症になると体内時計の調整ができなくなります。これは神経伝達物質の量が変化することによって、寝る時間がずれてしまうからです。

認知症で昼夜逆転と同じくらい多い現象が、無駄吠えや夜鳴きです。

昔から躾けてあり、無駄吠えをしなかった犬でも無駄吠えをしてしまうことがあります。

無駄吠えと夜鳴きは病院で鎮静剤を処方してもらい落ち着かせることができますが、認知症を進行させてしまう可能性もあるので、主治医に相談して薬の量や処方の基準を決めてもらいましょう。

認知症を予防しよう

シニア期に突入させる前に、なるべく認知症を患わないよういくつか予防する必要があります。

まずは散歩やジョギングです。

大型犬はもちろん、中型犬や小型犬もそれなりの運動量が必要です。

大型犬や一部の中型犬など運動が大好きな犬種は運動量が少ないと帰らないよう動かなくなったり、なかなか家(小屋)に入ろうとしないなど、何かしらアクションを起こすことがあります。

しかしそういう犬種ばかりではないので、ネットで飼っている犬種を調べて必要な運動量を目安にしてみましょう。

もう一つは日光浴です。

特に室内犬は散歩以外で日光に当たることが少なく、認知症にかかりやすくなり昼夜逆転してしまいがちです。

日光浴は体内時計をリセットする効果があるので、一日最低1時間は外に出すといいでしょう。

普段から昼寝が多い場合は、起こして昼寝の癖を止めさせるという方法もあります。

老化や病気、認知症が進行すると、今まで平穏に過ごしてきた時間とは異なり、飼い主に変化を求められます。

適切な知識を身につけ、事実を受け入れ共に歩んでいきましょう。