老犬の介護用品にはどのような物があるの?

老犬の介護用品 老犬の介護

愛犬は家族の一員で、いつまでも長生きをして欲しいものです。

しかし、寿命は人間よりも短く、みるみる内に年を取ってしまうのが現実です。

その短い年数を充実したものにするためにも、飼い主さんにとって老後への覚悟が必要となってきます。

若くて元気な時から、きちんとした健康管理をして最善を尽くしていれば、いざ老犬になってしまった後に後悔はありません。

歩行を補助する介護用ハーネス

犬は人間と同様に、年を取ってくると排泄が難しくなってきます。

嗅覚の低下や視力の低下などもあり、トイレの場所が分からなくなり、あちこちで排泄をしてしまったり、便秘になりやすかったりと問題が出てくるのです。

そんな場合には、オムツをしたりなどが必要となりますし、脚力が弱って上手に出来ない場合は、介護用のハーネスを利用して手伝ってあげなければなりません。

介護用のハーネスは、散歩をする時にも使えます。

年を取ってくると、自宅からあまり離れた場所には行きたがらないものですが、近所まわりを少し歩いたり、排泄を外でしたい為に家のまわりを出たがる子はいます。

脚力が弱ってきていると、その短い外出でもうまく歩けなくなったりしますが、介護用ハーネスで歩行を助けてあげる事で、歩行を楽にしてあげて、散策を楽しませてあげる事が出来るのです。

歯のトラブルは、若いころからの口内ケアが大切

その他には、歯に関するトラブルもとても大切な事です。

人間と違って、犬は入れ歯をする事が出来ません。

そのため、若いころからの口内ケアがとても重要となります。

歯ブラシや、歯磨きシート、食べる歯磨きガムなど、様々な口内ケアグッズを利用して、日ごろからの努力で少しでも歯石がつかないようにする必要があります。

若いうちは、歯石除去の施術を利用する事が出来ますが、老犬になって身体の負担が大きくなると、施術をしてもらえない場合や、命にかかわるリスクも高くなってしまうので、歯周病は悪化していくだけになります。

歯周病が酷くなれば万病のもととなるので、若いころからのケアが一層大事なのです。

歯も悪くなれば、食事をするのも大変です。

食事も若いころのような食欲もなくなり、食べる事も手伝ってあげなければならない場合もあります。

寝たきりなどで動けない愛犬のためには、食事用のスプーンなどが販売されているので、そちらで一口ずつ飼い主さんが食べさせてあげるといいでしょう。

体を屈めたり、立ったりが難しい愛犬には、持ち手つきのフードボウルなどで食べさせてあげる必要があります。

寝たきりの老犬には、床ずれ防止の介護マット

大抵の犬は、人と同じように病気や高齢になってくると、どんどんと筋力が衰えて動けなくなってきます。

最後は寝たきりになってしまう事もあるので、寝たきりになってしまった時の事も考える事がとても大切です。

寝たきりになってくると、介護マットを用意しなければなりません。

普通の布団で寝させていると、何度も寝返りさせなければ床ずれを起こしてしまいます。

床ずれはとても難しい問題で、時間を見て寝返りをさせてあげても、大型犬となると一人で出来る事ではありません。

頻繁になると、とても大変な仕事となります。

しかし、寝返りをさせる事を怠ってしまうと、あっという間に床ずれが出来てしまい、最悪の場合は傷口にウジが発生するなどの事態になってしまいます。

そんな事態を回避するためにも、介護マットは愛犬が寝たきりになった時、すぐに用意しなければならない必須アイテムです。

床ずれ防止の介護マットがあれば、寝返りを頻繁にさせる必要もないので、愛犬にとっても負担が和らぎます。

 

いよいよ愛犬とのお別れが近くなった時にも、酸素ケージを自宅で用意してあげる事も出来ます。

こちらは通販でも販売していますが、レンタルのものもあります。

レンタルでも、申し込んだ翌日には届いてくれるので、いざという時でも安心です。

最期まで一緒にいて、愛犬の最期をみとってあげられる事が出来ます。

目指せ20歳!愛犬の老介護に備えて。

今は、愛犬と楽しい老後を飼い主さんが過ごす事が出来るように、様々な種類の介護用品が店頭に並んでいます。

飼い主さんが頑張っている間は、犬は全力で応えてくれるので、愛犬に少しでも頑張ってもらえるように、介護の世話を楽にしてくれる介護用品をリサーチしておく事で、いざという時にスムーズにお世話をしてあげる事が出来ます。

これだけの事を備えていれば、平均寿命が10歳から13歳といわれている犬の寿命ですが、20歳まで生きることを目標に楽しく老犬介護をする事が出来るでしょう。