老犬の寿命は何歳くらい?知っておけば残りの時間を大切にできる

老犬の寿命 老犬の介護

愛犬は一緒に生活する中で人間と同じように老いていき、やがて老犬となっていきます。

そこで気になってくるのが老犬となった愛犬がどこまで生きるのか、寿命はどの程度なのかです。

寿命を考えたくない飼い主も少なくありませんが、寿命がどの程度なのかを知ればその間に何をすれば良いのか、どのように生活していけば良いのか目安として把握しやすくなっています。

そのため老犬を飼っている人だからこそ寿命がどの程度なのかを把握しておく必要がありますし、老犬との生活を考える上で非常に重要なポイントだとされています。

犬全体での平均寿命はおよそ13歳

まず理解しておかなければいけないのが、老犬の寿命は犬種ごとに異なっているところです。

小型犬や中型犬、大型犬など犬種によって大まかな平均寿命は違っているので、犬種毎の寿命を把握しておくと何を目安に寿命を把握すれば良いのか分かりやすいです。

ちなみに犬全体での平均寿命はおよそ13歳だと言われています。

小型犬の平均寿命は14歳から15歳

例えば小型犬の平均寿命は14歳から15歳程度とされていて、成犬になるまでのスピードが早い反面老犬になって寿命を迎えるまでの期間が長いところが特徴とされています。

最長寿命は20歳までと考えられていて、人間に換算するとおよそ96歳が最長のようです。

このため一般的な犬の平均寿命と比較するとやや長生きしやすいのが小型犬のメリットなのですが、その分病気にかかりやすいなどのリスクがあります。

そのため常に健康管理に気を配りながら食事などの生活習慣に配慮すれば、寿命を延ばしながら健康に生活できる可能性が高くなっています。

特に小型犬は先天性の病気を患っている犬種が多いので、どのように病気と付き合っていくのか、治療をどのように行っていくのかが寿命を延ばすポイントとして指摘されています。

中型犬は犬種によって平均寿命が異なる

また中型犬の平均寿命は13歳から14歳と一般的な犬の寿命に近くなっていて、最長寿命は25歳まで確認されています。

中型犬の最長寿命は人間に換算すると138歳に相当するとされているので、飼い主の健康管理次第では人間よりも長生きできる可能性があるのです。

中型犬の場合は小型犬と比較すると先天性の病気を患っているものが少なく、病気の有無は飼い主の健康管理によるものが大きいところが特徴です。

また生活習慣によって引き起こされる病気の可能性も高くなっているので、生活習慣を整えながら定期的な健康管理を徹底していく生活が寿命を延ばすポイントになっています。

ちなみに中型犬は犬種によって平均寿命が異なっているものも少なくないので、犬種毎の寿命を把握しておくのも大切です。

大型犬の平均寿命はおよそ10歳から12歳

そして大型犬の場合は小型犬とは真逆で、成犬になるまでの期間が長くなっているのに対して成犬になってから老いるまでのスピードが早い傾向があります。

そのため老犬となってからの寿命が短いとされていて、平均寿命はおよそ10歳から12歳程度になっています。

犬種毎の寿命の中には6歳から8歳と短命の犬種もいますし、大型犬の中にはガンにかかりやすいものもあるのでそこから寿命が短くなってしまう場合も少なくないと言われています。

それでも飼い主の健康管理や生活習慣への配慮によって19歳まで生きたものもいます。

最長寿命としては24歳まで生きた犬がいるとされていて、人間に換算すると180歳とかなりの高齢まで生きていた記録があります。

ただし大型犬の場合は寿命を延ばせばその分身体的な負担が大きくなりやすいですし、病気にかかるリスクも高くなりやすいです。

そのため成犬になる前から健康管理に気を遣っておく必要がありますし、老犬になってからはさらに注意が必要です。

飼い主の健康管理次第で、老犬は平均寿命以上に生き続けられる

このように老犬の寿命は犬種によって平均寿命が異なっているほかにも、飼い主がどの程度健康管理や生活習慣に気をつけるのかで最長寿命も異なっています。

これは逆に言ってしまえば、飼い主の健康管理次第では老犬は平均寿命以上に生き続けられるという事実でもあります。

もちろん健康管理は老犬になってから初めて行なうのではなく、その前から気を配っておく必要があります。

また老犬になってからは子犬や成犬とは違った健康管理や生活習慣があるので、その点も踏まえて飼育していく意識が大切です。